「貨幣はそれ自体に価値があるから流通するのではなく流通するから価値がある。
そして貨幣の流通を支えているのが外ならぬ「信用」なのです。」

アンティークコインとは?

アンティークコイン投資は、知的好奇心を満足させ、長いスパンで続けられる趣味であり、しかも資産性も十分にある魅力あるものです。

1、アンティークコインは、近年、換金性&匿名性が高く、インフレヘッジ効果も抜群
資産運用の手段として注目を集めています。

富裕層の注目を集めるアンティークコイン。
知る人ぞ知るコレクターズアイテムだったアンティークコインが、近年、世界中の富裕層から注目を浴びています。

アンティークコインとは、簡単に言えば歴史的価値を持つ古銭です。
古くて希少性が高く、デザイン性に優れ、人気があり、かつ保存状態の良いものには、非常に高い付加価値が付きます。
歴史に裏打ちされた価値がプラスされて初めてアンティークコインと呼ばれるのです。

現存枚数がごく限られたものでは、素材自体の何百倍もの価値が付与されている場合も少なくありません。
特に価値が高いのは、1500年〜1800年代の欧米のアンティークコインです。
当時の貴族に配られた記念硬貨や、鋳造枚数が少ない貨幣など様々なコインがコレクターの間で、日々取引されています。

1839年にイギリスで発行された5ポンド金貨、通称「ウナとライオン」は、発行枚数400枚と希少性が高く、保存状態次第で3000万円を優に超える人気コインの代表格です。

2、アンティークコインは、金融市場の動向に左右されない安定した資産価値があります!

2008年、リーマンショック時、ニューヨークのダウ平均株価がわずか1日で777ドルも大暴落。
その影響はアメリカ国外や株式以外の相場にも波及し、世界中の投資家が非常に大きな損失を被りました。

しかし、この様な状況においてさえ、何が起きても殆どその価値を落とすことなく、一貫して相場が上がっていくと言われているのが、アンティークコインです。
アンティークコインの相場は、他の金融資産と異なり、世界の政治、経済情勢の影響をほとんど受けません。

アンティークコインの価値が下がらない理由の1つには、コインが短期的投機対象ではないことが挙げあれます。

アンティークコインの相場価格は、コイン専門業者の評価やオークションでの平均落札額が指標となって決められます。
値下がりの心配がなく、時間が経つ程価値が高まっていく資産であるため、投資家は滅多なことがないと売却しません。
そのため売りに出される枚数が少なく、常に一定の需要がある為大幅な下落はほとんどありません。

現状では、資産としてのアンティークコインの人気が徐々に高まり、相場も上がっていくと考えられます。
そして値上がり後も価格が大きく下がるリスクはありません。

こうしたことから、アンティークコインへの投資は資産を守り抜くための最適な手段だと言えます。

3、物価の変動にも無類の強さを発揮します。

価値の安定性という面で言えば、物価の急激な変動の影響を受けにくいことも、アンティークコインの利点の1つです。
ハイパーインフレにも、アンティークコインは資産価値が落ちることなく、資産を守ることができるのです。

4、価値基準が明確で、すぐに換金できる。

アンティークコインは300年ほど前から世界中で取引されている為換金性が高く、売却することで、ユーロ、米ドル、日本円がすぐに手に入るため、世界のどこでも通用する「新国際通貨」とも言われています。

アンティークコインの市場価格は、世界各国で発行されているカタログに明記されています。
誰もが手軽に入手できます。

未来の予測ではなく歴史という過去の事実をもとに価値が決まるアンティークコインには、株式のようにトレーダーの思惑や計算が入り込む余地がありません。
投資家にとって極めて信頼性の高い資産だと言えるでしょう。

5、アンティークコインの歴史と美しさに惹かれていく

アンティークコインの背景にある悠久の歴史と芸術性も楽しみの1つです。
美術品やクラシックカーなど、趣味と実益を兼ねたコレクション性の高い資産は様々あります。
アンティークコインの世界も知れば知るほど奥が深く、富裕層が嗜む高尚で上品な趣味といった一面もあります。

コインとしての金貨が最初に鋳造されたのは、BC.670年頃の小アジアのリディア王国、ギュゲス王の時代だと言われている。
金銀エレクトラムの打刻貨で、これがギリシャ方面に急速に普及しました。

リディアの1/3スターテル・エレクトロン貨
アレクサンダー大王のスターテル金貨

金塊は単なるフォーナイン(999.9)の金に過ぎませんが、金貨(アンティークコイン)はそれ自体が物質的に金であると共に、多くの人々の喜怒哀楽が込められた歴史的芸術的文化財なのです。

6、coin&coin おすすめ金貨の収集

ヨーロッパ
1、オーストリア
フランツ・ヨゼフの治世(1848〜1916)に発行された金貨のうち、1870年以降のものをまず、収集の対象とすると良いと思われます。
100Corona(km2812)「雲上の女神」が有名です。

2、ベルギー
レオポルド1世(1831〜1865)、レオポルド2世(1865〜1909)
アルベール1世(1909〜1934)の治世にそれぞれの肖像を描いた20Francsが発行されています。

3、ブルガリア
ブルガリアの金貨は発行枚数が少ないです。

4、フランス
ナポレオン1世、ルイ18世、シャルル10世
ルイ・フィリップ1世、第二共和国制、ナポレオン3世
第三共和国制などの金貨がおすすめです。

5、ドイツ
1871年に帝国が成立するまでに発行された金貨は、希少であり、かつ、高価です。
バーデン、バイエルン、ハンブルク、ヘッセン=ダルムシュタット、プロイセン、ザクセン、ヴュルテンベルクなど。

6、イギリス
ヴィクトリア女王(ヤング、ジュビリー、オールド)、エドワード7世、ジョージ5世、ジョージ6世、エリザベス2世、ヴィクトリア女王以前などがおすすめです。

7、ギリシャ

8、ハンガリー
フランツ・ヨゼフの治世など。

9、イタリア
ナポレオンの王国、サルジニア王国、統一王国、ビットリオエマニュエレ2世など。

10、モナコ

11、オランダ
ヴィーレム3世、ウイルフェルミナ女王の肖像を描いたコイン

12、ノルウェー

13、ポーランド

14、ポルトガル
いずれも希少

15、ルーマニア
いずれも希少

16、ロシア
ニコライ1世(1825〜1855)、アレクサンドル2世(1855〜1881)、アレクサンドル3世(1881〜1894)、ニコライ2世(1894〜1917)

17、スペイン
イザベル2世(1833〜1868)、アルフォンソ12世(1874〜1875)、アルフォンソ13世(1886〜1931)の金貨など。

18、スウェーデン
オスカル2世(1872〜1907)、グスタフ5世(1907〜1950)の治世の金貨があります。

19、スイス

20、ローマ教皇領、バチカン市国

21、ユーゴスラビア
セルビアの金貨、モンテネグロの金貨

22、アメリカ合衆国
1dollar,2-1/2Dollar,5Dollar,10Dollar,20Dollar

23,アルゼンチン

24、ボリビア

25、ブラジル

26、カナダ

27、チリ

28、コロンビア

29、コスタリカ

30、キューバ

31、西インド諸島

32、ドミニカ共和国

33、エクアドル

34、グアテマラ

35、メキシコ

36、ペルー

37、ウルグアイ

38、ヴェネズエラ

39、日本